白髪染めとおしゃれ染めの違いとは

自宅白髪染め

最近白髪が気になり染めようか迷っている人「オシャレ染めと白髪染めの違いを知りたい。というか、、、オシャレ染めで白髪は染まらないのだろうか…?白髪気になり出したので、有利になる白髪染めの情報を知りたいです。

ここういった疑問に答えます。

この記事で分かる事

1.オシャレ染めと白髪染めの違いが分かる。
2.おすすの白髪染めが分かる。

記事の信頼性

記事を書いている私は都内で15年サロンワーク、サロン経営を行い、美容師歴25年ほど。
現在も現役でサロンワークを行って、多くの白髪染めに関わって来ましたがその実体験を元に自宅で行う白髪染めについて解説しております。

読者さんへの前置きメッセージ

本記事は「これから白髪を染めたいけど、オシャレ染めでは白髪は染まらないの?と疑問をもっている方に向けて書いてます。

結論から申し上げますと、オシャレ染めで白髪は染まりません!

一見すると、おしやれ染めでも白髪が染まる気がしますが、残念ながら白髪は染まりません!

プロローグ

ここ最近、白髪がちらほら出て来たお客様との会話の中で、髪の毛の色をどうするか話しをしていて色をどうなさいますか?

という質問に、常連さんという事もあり、「任せます!いつもと一緒で!」などの返答が返って来ますが、ここ数回染めている最中に、

このカラーって白髪は染まらないんですよね?

と聞かれてオシャレ染めなので、白髪は染まらないんですよ~
と会話を繰り返して

染まらない簡単な説明をする事がよくありますが、もう白髪が気になって、気になって仕方がない状態なのだと思い

そろそろ

白髪染めにチェンジしなければならないのかな~?
と思いこれから先のヘアースタイル、染める頻度、ダメージ、お手入れ、ライフスタイル、など諸々を考えてメリット、デメリットを伝えて、

お客様が、納得した上でオシャレ染めから白髪染めにチェンジしていきます。
あなたは、きっと

白髪が気になるんだったら、さっさと白髪を染めてしまえば
いいんじゃないの?

と、

思うかもしれませんが、、、

なぜ!私がこれほどまでに、白髪染めへの変更を拒むのかについて話していきたいと思います。

1.オシャレ染めと白髪染めの違い

オシャレ染めの特徴

おしゃれ染めの場合は、白髪の無い髪に対して、地毛の黒い箇所にキューティクルを開いて内側にあるメラニン色素
(髪の内部にメラニン色素という色素があります。)

脱色をして、そこに希望する色素(色味)アッシュ、マット、レッド、ピンク、バイオレッド、オレンジ、、、などの色素を入れていきます。

その人それぞれの元々持っているメラニン色素
(メラニン色素量が多い順に黒→ブラウン→赤→ブロンド)

によって、

髪色の出方が違う場合もあり、マット、アッシュ系で染めても仕上がりに赤みが出てしまう方や、、

自然なブラウン(茶色)でカラーしても、赤味のないアッシュ、マット系に仕上がる方もいらっしゃいます。

もう少しオシャレ染めついて詳しく話しますと美容室のカラー剤は、一般的にレベル単位で明るさが調整できるように、

1レベル~14レベル位までトーンアップ出来るカラー剤を揃えています。
(1番暗い色黒、メーカーによって誤差があります)

更に髪を明るくするとなると、髪を脱色するのみのブリーチ剤になり
(カラー剤の中では1番強い)
おしゃれ染めの薬剤は明るさのレベルが上がれば上がるほど、脱色力が上がりますので髪にはダメージを与えてしまいます。

反対にカラーを繰り返して、明るくなった髪を暗くするカラー剤もあります。

このカラー剤は、メラニン色素を脱色する力はほとんど無く明るくなった箇所に色素を入れるだけですので、力が弱くダメージが少なくて済みます。

以前も

市販の白髪染めとサロンカラーは何が違うの?で話しましたが、一般的にドラッグストアで販売されているホームカラー剤にはこの色素を入れるだけのダメージを極力与えないカラー剤は販売されていません!

この様にオシャレ染めは白髪に色素を入れる設計がされておりません

えっ、

だったら、
その色素を入れる弱いカラー剤で白髪は染まらないの?

と言う声が聞こえて来そうなので説明しますと、残念ながら染まりません、、白髪の全く色素の無い髪に色を入れるだけの力は無いのです。

反対に一般的なアルカリ性の白髪染めの場合はメラニン色素の無い白髪にも地毛の黒髪にも染める事が可能な設計がされていますので

白髪染めで地毛黒髪をオシャレ染めの様に染める事も可能ですが、←オススメ出来ません

おしゃれ染めで白髪を染める事は出来ないのです。

白髪染めの特徴

実は「白髪染め」と一口に言っても実は様々なやり方があります。その中でも王道と呼ばれるのが、一般的なアルカリ性の白髪染め(ジアミン配合)合成化学染料の白髪染めが多く使われています。

現在は、アルカリ性白髪染め・酸性カラー(ヘアマニキュア)
・ヘナカラー・ハーブカラー・白髪染めトリートメント(カラートリートメント)など色々な種類の白髪染めがあります。

その中でもオシャレ染めと比較される物は一般的なアルカリ性の白髪染になります。一見染め上がり具合が同じ感じに仕上がりますが、、、
このアルカリ性の白髪染めは、白髪に髪の毛のキューティクルを開いて色素量の多い色素を入れるのと同時に地毛の黒髪を明るくする為強い設計で作られています。

2.白髪染めとオシャレ染めは、どちらの方が痛むの?

私が、サロンワークを行っていて1番の壁にぶつかるのは、おしゃれ染めから白髪染めに変えて行くことです。

何故かと言うと、、、一般的なアルカリ性の染毛剤(おしゃれ染め・白髪染め)

どちらも「地毛黒髪を明るくする力がある」を、同じトーンの明るさで染めた場合明らかに白髪染めで染めた場合手触り、質感が変わってしまいます!!

もしくは、1週間、2週間、1ヵ月、、と日が経つにつれて

あれ?

なんだか。髪がゴワゴワ、ガサガサするオシャレ染めのときとは、様子が違うと感じる事でしょう。

例えば、

この髪がゴワゴワ、ガサガサの状態がショートヘアーでしたらまだしも、ミディアム、ロングヘアーの場合はダメージを与えてしまった面積が多い分普段のお手入れが大変になってしまい、、、今までよりもトリートメントの回数や美容室に通う回数が増えてしまいます。

あなたの貴重な時間、お金が奪われてしまいます。

オシャレ染めの部類に入るブリーチ剤は別として、
(ブリーチ剤は毛染めの中で一番痛みます)白髪染めは、黒髪を明るくする力と白髪(メラニン色素がない)に色素を入れる力が強いため結果的に手触りが悪く感じてしまいます。

ケースバイケースですが、
白髪染めに変えた事で、ダメージにより今までになかったうねりやクセが出てしまうケースもあります。

更に

白髪染めにチェンジするとどうしても染める頻度が増えてしまうためダメージを与えてしまいます

今まで、

おしゃれ染めの頻度が、2ヵ月~3ヶ月に一度の方が1ヵ月に一度に変わったり、、、←白髪の量にもよります

どしても、白髪染めに変えてしまうと少しでも伸びて来た根元の白髪が気になってしまうのと、

おしゃれ染めの場合は根元付近をグラデーションに染めて、染め線をぼかしてプリン状態を目立たなくする事も可能なため

根元の新生毛が伸びて来てもさほど気になりませんが!

グレーカラーは根元から白髪をしっかりと染めるためプリン状態になりやすく,染める頻度が多くなってしまうため髪への負担をかけてしまいます。

又は

ダメージをほとんど与えないで白髪染める方法として!

ヘアマニキュア、ヘナ、ハーブカラー、白髪染めトリートメント(カラートリートメント)などがあります。

メリット

ダメージ与えず、アルカリ性カラー剤(ジアミン配合)の様にキューティクルをアルカリ剤の力で毛髪を膨脹してキューティクルを開き、ヘアカラーの成分が髪の内部まで浸透させることがないためダメージを与えず、

ヘアマニキュア、白髪染めトリートメントは髪の表面をコーティングする為トリートメント効果もあります。

自宅で出来る!白髪染めトリートメントって何?( 無添加 白髪染め)自宅で白髪染めする道筋

ヘナ、ハーブカラーも同様にキューティクルを人工的に開かず、自然な状態で染めるためダメージを与えませんし、ハリ、コシ、自然なツヤが期待できます。

自宅で行う!ヘナの仕方

デメリット

髪のメラニン色素を脱色する力がない為地毛の暗く黒い箇所を明るくする事が出来ません、

なので、

髪の明るさを求めず、気になって仕方がない白髪を染めるには適していて、ダメージを心配する必要が無いので、、

バサバサでボロボロになって艶もない老けて、生活疲れ感、ズボラな印象を与えず、若々しく居られ周りからも尊敬されます。

3.まとめ

私が、おしゃれ染めから白髪を染めへの変更を拒むのは、髪へのダメージです!

ヘアースタイル、を長期的な視野で変更していくことを考えると場合によっては、アルカリ剤白髪染めとは相性の悪い薬剤がありますし、(パーマ液、縮毛矯正、デジタルパーマ)

おしゃれ染めの時より傷みを感じる事でしょう、

近年、パーマ液、トリートメントも進化していて、昔に比べたら、だいぶ良くなって来ておりますが、一般的なアルカリ性白髪染めで染めると、手触りに違和感を感じる事になり、

髪型が決まらなくなったり、ダメージで乾燥がひどくなって、バサバサでゴワゴワ、で場合によっては、クセが出てしまう事もあり得ます。

正直な所、

商売的には、白髪染めはリターン頻度も高く、定期的に来店されるのでお店は潤いますが、、、

どうしても

ヘアースタイルを変える時に白髪染めがネックになる事が多々あるため、なるべくアルカリ性白髪染めをおすすめしない事が多いです。

普段のサロンワークでは、ダメージをほとんど与えないで白髪染めをおすすめする事が多いです。先程も話しました

ヘアマニキュア、ヘナ、ハーブカラー、白髪染めトリートメント(カラートリートメント)

特におすすめは白髪染めトリートメント(カラートリートメント)になります。

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現役美容師がオススメする6つの白髪染めトリートメント

 

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